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第2回団体交渉

第2回団体交渉が行われました
2025年2月27日、FutureRays株式会社において労働組合との団体交渉が行われました。
第2回団体交渉結果のサマリー
- 社内メールやTeamsの利用について
- 会社側は、業務外時間においても、社内メールやTeamsの使用は認めないとしている
- 労働組合としての広報や活動に影響が大きいが、組合側は要求を取り下げ、譲歩した
- 給与ベースアップについて
- 組合側は、2022年度から2024年度の貸借対照表を入手し、ベースアップに必要な原資が十分にあると判断した
- しかし、会社側はキャッシュ・フロー計算書を作成していないため、キャッシュフローの状況が不明である
- 組合側は会社の経営状態を説明するよう求めたが、開示の法的義務を示すように組合側に求めるなどして、会社側は開示を拒否した
- 未払い給与について
- 退勤後の工数登録と、日次申請を翌日の出勤後とするなど、改善をはかるとの会社側の回答を得ていたが、実施されていない
- 給与の未払いについて、検討するとの会社側の回答を得ていたが、解決案は示されていない
- 2025年度キックオフでの労働組合発表について
- 会社側は、2025年度キックオフでの労働組合発表について、労働組合の活動を認めないとしている
FutureRays労働組合の見解
会社側は物価高騰の影響があるためベースアップは出来ないと主張しているが、物価高騰の影響を受けているのは全社員であり、会社側の主張は不誠実であると考えています。
また、会社側は開示の法的義務を示すように組合側に求めるなどして、開示を拒否していますが、これは労働者の権利を侵害する行為であり、許されるものではありません。
※ 会社の経営状態を示すための「決算公告」は、会社法第440条に基づき、官報、新聞、または自社ホームページに掲載する義務があります。
その後の展開
年度末の繁忙期、新組織体制の発表など、会社側の動向を注視していましたが、新たに36協定に違反する残業指示などの問題も見つかりました。
ゴールデンウィーク明けに、第3回団体交渉を行う日程調整を行っています。